夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

異種族レビュアーズ

ファンタジーな世界で、「サキュバス嬢」として様々な種族が働く様々な性風俗店を、人間やエルフや天使などがそれぞれ点数をつけて評価するという話。正直、どうでもいいという感想しか出てこない。そういう設定の「サキュ嬢」にしたから、レビュアーはそういう評価を下すよね、というだけのことで、当たり前だけど、ドラマ性なんてほとんどないし、レビュー内容を見たところで設定表を見せられてるだけのような感触だ。

架空世界を描くにしても、現実世界に重ねて見られるようなテーマが欲しい、とは別に思っているわけではないんだけど。それでもかなり絵空事感が強い。内容がなかなか性的に過激な分、より白けてしまうのかもしれない。

そんな中、6話のゴーレムの話はちょっと良かった。これって、ディープフェイクポルノの問題だよね。題材にされたメイドリーのリンチという形で一応締めてはいるが、ディープフェイクを強く否定していない感じが、やんちゃというか、悪質で良かった。

まあ、あとはなんか、種族の違いを超えた多様性の肯定みたいなテーマがあるのかないのか。あんまりそういう形で褒めたいとは思えないんだけどね。