夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

社長、バトルの時間です!

いわゆる「剣と魔法の世界」の冒険物語に、現代の会社組織のような設定を組み込んでみました。というのがこのアニメの肝なんだろう、たぶん。でも、これが中途半端でつまらない。敵も、首がそれぞれ上司と部下になっている三つ首のマジューとか、操られて社畜化したマジューとか出てきたけれど、これが面白いかというとそんなことはなく。主人公が社長を務めるキボウカンパニーでも、会社組織ならではだなと思える部分がほとんどないし。償却資産がどうとかさ。

8話からの、人間の言葉が話せるマジューが他のマジュー達にいじめられているという話はちょっと興味が持てたが、なんだかんだで恋愛的な形で救出するという、あんまり差別問題に深く切り込むことはしなかったのが、もったいないとも思えるし、そもそもそんなに重いことやるような作風でもなさそうだから、仕方ないとも思える。

零細のキボウカンパニーに対して、一流企業であるインペリアルの人にときどき出番があったが、主人公が昔居た会社という点以外の描写がなく、何がどう凄いのかが伝わってこなかった。