夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

D・N・A2~何処かで失くしたあいつのアイツ~

本放送以来の再視聴。

設定から見ても、もっとしっかりハーレムラブコメやってるのかと思ったら、そうでもなかった。純太を中心としたハーレム要員と目されるのは、未来から来たかりん、幼馴染の亜美、亜美の友人のことみ、恋人への当てつけで純太を誘惑する倫子の4人。頭数は揃っているものの、なぜハーレムラブコメに見えないかというと、ことみと倫子の2人に関しては、それぞれ決着をつけてしまうから。純太との関係が曖昧なままにしておかないと、ハーレム要員たり得ないのだろう。

後半は、ハーレムどころかラブコメとしても物足りない。未放送だった13話から15話に関しては、未来から来て純太を利用しようと企む悪人との戦いになってしまって、恋愛要素はほぼない状態だ。それどころか、この13話以降は、純太のメガプレイボーイも女性アレルギーも発動しないので、最大の特徴を失った凡庸な内容になってしまったようだ。

まんなかのりっくん

タイトルロールの「りっくん」こと「りく」と、妹2人、母親、父親という家族構成で描かれる、ファミリーアニメ。と思わせておいて、5話あたりから、きのこの神とやらが出てくる謎な方向へ。「クレヨンしんちゃん」じゃなくて「となりのトトロ」だった、というわけでもないのだけれど。10話のサブタイトルが「りっくんと神の力」、11話が「りっくんと神のたたかい」だったりして、これだけ見ると大変な話になってそうにも思える。実際はただのコメディだが。

子供達の「りく・くう・うな」という名前が、陸・空・海になっていることに気づいたのは終盤になってからでした。

まほうのルミティア

全10話のショートアニメ。1話目から、高熱にうなされてる時に見る夢のような、ゆるい動きとぼんやりした話が展開する。これが「ゆめかわいい」なのか。とにかくステッキが万能なので、ドラマ的盛り上がりなんてものとは無縁である。

5話くらいから季節のイベントを題材にした話が出てくる。キャラクター名がペテルティアだのノアティアだのといってる割に、振り袖に七夕に龍宮城と玉手箱といった和風な題材が続くギャップにどう接すればいいのか。とにかく難度の高いアニメだ。

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 7.5話、13話

7.5話「饗宴・砦ノ戦争」

酒入りの紅茶をみんなで飲んで酔っ払うという内容で、8話の電話番の話と同様のコミカルな話だ。ただ、各登場人物の反応もありきたりで、特に面白いものでもない。とってつけたような入浴シーンも、興味が持てない。

13話「空の音・夢ノ彼方」

後日談というか、カナタが自分の夢が何なのかを見つけるために、周囲の人達の夢を聞いて回る話。カナタは結局、リオ先輩についていく、だの、みんなといつまでも一緒に、だのと主体性のない夢を語っただけで、事実上の保留みたいな扱いといったところか。ここで、もっと明確な将来のビジョンでも見つけられれば、カナタというキャラクターが魅力的になりえたと思うんだけどね。

最終兵器彼女 Another love song

最終兵器彼女」の面白い部分って、作中の戦争がどんな相手とどういう風に戦っているのかよくわからないところにあると思っていたのだけれども。この作品では主人公相当のミズキ中佐を筆頭に、ほとんど全ての登場人物が軍関係者で占められていて(なにしろシュウジすら出てこない)、それは即ち、この戦争がどういうものなのかについてなんとなく触れてしまっていて、なんというか、「最終兵器彼女」の一番の特徴を失い、凡庸な戦争物に近づいてしまったと言える。敵兵が英語で話しちゃってるのとかも、"得体の知れない戦争"が、想像の域内の戦争に堕した感じでガッカリしてしまう。

物語では、ミズキ中佐とテツの成就しなかった恋が描かれる。まあ、全然面白くないです。あとは、戦争ごっこをやっている軍上層部への批判か。これも面白くはない。

月は東に日は西に~Operation Sanctuary~

毎朝主人公を起こしに来る幼馴染の保奈美と、空から落ちてきた美琴。主人公の直樹は、実は5年前の事故で両親と記憶を失っていて。といった、なんともアダルトゲーム原作だなあ、としか言いようのない設定。

まあ、このアニメの最大の特徴は、9話以降が保奈美編と美琴編の2種類あることだろう。途中で分岐というと「if もしも」(リンゼイ・アンダーソン監督じゃない方)が連想されるが、そういえば分岐した最初の話が、打ち上げ花火を屋上で見るか神社で見るか、みたいな話になってたなあ、とか。とはいえ、それは保奈美編だけで、美琴編は花火じゃなくて流星群を見る話になってるし、そもそも主人公が何かを選択して分岐するという形にはなっていない。

分岐後の内容はというと、実はどっちも大差ない。美琴たちが未来人で、流行する致死性のウイルスのワクチン開発のためにやってきて、といった設定は同じで、展開もいろいろ違うものの、いずれにせよワクチンは無事完成するし、どっちでもいいやという感じ。最後に直樹が保奈美と結婚する方としない方という違いが一番わかりやすいくらい。せっかく分岐するんだったら、いっそ保奈美編では未来人設定には一切触れずに展開しちゃっても良かったんじゃないかと思わなくもない。

ガサラキ

骨嵬や豪和家に関するオカルトめいた話と、西田さんwith自衛隊と合衆国との政治的軍事的駆け引きみたいな話が、あまり上手く噛み合っていない感じがする。前者は、90年台当時のアニメの流行に乗った感じで、なんとも時代を感じさせる。後者もまた別な意味で時代を感じさせるものがある。日本がまだ世界の二番手として盤石だった時代というか。技術や経済で一流の日本が、アメリカに勝つために足りないものは、軍事力と覚悟だとでも言いたげな、そんな印象を受けた。