夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

ローリング☆ガールズ

忘却の旋律魔法少女大戦に通じるような雰囲気。4人の少女がなんとなく連れ立って、いろんな土地を旅して回って、最後にお別れ。そういう大まかな部分は魅力的だったが、いまいちインパクトのあるエピソードがなくて(忘却の旋律と比べたせいもあるんだろうけど)物足りなさもある。

スタートが所沢と東村山の対立という細かすぎる話で個性を放っていたのに、愛知あたりからはよくありがちな地方ネタでしかなくなったのはもったいない。岡山と広島の話で「情熱の薔薇」なら福山にも言及しろ、とか言ってもしょうがないが。東京近郊は細かい枠組みで描くのに、それ以外は大雑把にしか取り上げないアド街ック天国のような印象だ。

役に立ちたいといつも言ってた望未が、実際にはさほど役に立ってないあたり、所詮モブはモブなんだろうな。実は望未には秘められた力があって、みたいなことをやらなかったのは良かった。最近のアニメだと、そういうのが多いからね。まあ、問題を解決したいと思ってることを表明するだけで、それが人を動かしたりして、望未の行動が何の意味もなかったなんてことはないだろうけど。

モサの面々も、マッチャグリーンや執行さんをはじめ、人間的に弱いところがあるのも良い。