夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

スターシップ・オペレーターズ

2005年のアニメ。未熟な主人公達が搭乗する宇宙戦艦が世界情勢の変動の中で重要な鍵を握る、みたいな話。でも、実際は主人公達の知らないところで陰謀が進み、そして暗躍していた人物は始末され、勝手に決着してしまっているという。なんだか「タクティカルロア」とも共通した構造だなと思った。このあたりは、「銀河漂流バイファム」やら「機動戦艦ナデシコ」なんかが割と英雄的な感じで世界を動かす結果になったのと異なる。もしかしたら、この時期のトレンドだったりしたのかな、などと考えてしまう。

今作最大の特徴は、敵と戦う資金のためにテレビ局をスポンサーに付けたって部分だが、
余計な演出を盛り込んだスターシップチャンネルは見ても面白くなさそうだな、って感想は以前もどこかで書いた気がする。

全体的にはいまいちなアニメなんだけど、その中で好ましく思えた点は、レンナとアキホの脱出劇かな。まあ、あの展開ではレンナが死ぬパターンしかないよな、という感じ。もうちょい陳腐に見えない工夫はあっても良かったと思うけど。