夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

ちゅーぶら!!

下着好きな中学1年生の葉山奈由が下着同好会を作る。寝ても覚めてもランジェリー。実は親が再婚した上に事故死して、義理の兄の圭吾さんと2人暮らしという、重めの設定もある。セクシャルな表層とのギャップで「こどものじかん」を連想するが、あれに比べると、あまりシリアスにはなりすぎない感じだった。

胸が大きくて悩んでいる遥や、胸が小さくて悩んでいる弥子や、思春期の悩みがいろいろ。成績トップの奈由をライバル視する男子、小町も下着同好会に入って、思春期の男子的なめんどくさい行動を続ける。途中から出てくる天原清乃は、母の会社の下着モデルとかやってる。なんか恋の悩みがあるようだが、特にその件で話が進むことはなかった。遥が(自覚はないけど)奈由に想いを寄せている感もあったのだが、引っ越し騒動で有耶無耶になってしまった。

終盤、水野先生のアパートが全焼してしまうのだが、これって話の筋にはほとんど影響しない割に、かなりの大事件なのが不可解さを残す。演劇部絡みで「少女革命ウテナ」っぽいアニメが出てくるのは、パロディの題材としてはなかなか珍しいか。

圭吾が下着の開発で京都へ行くことになる。京都にはワコールの本社とかあるし、下着の本場なのだろうか。奈由も転校かと見せかけて、最後の最後で残るというオチは、都合が良すぎて、ちょっと美しくないな。