夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

最終兵器彼女 Another love song

最終兵器彼女」の面白い部分って、作中の戦争がどんな相手とどういう風に戦っているのかよくわからないところにあると思っていたのだけれども。この作品では主人公相当のミズキ中佐を筆頭に、ほとんど全ての登場人物が軍関係者で占められていて(なにしろシュウジすら出てこない)、それは即ち、この戦争がどういうものなのかについてなんとなく触れてしまっていて、なんというか、「最終兵器彼女」の一番の特徴を失い、凡庸な戦争物に近づいてしまったと言える。敵兵が英語で話しちゃってるのとかも、"得体の知れない戦争"が、想像の域内の戦争に堕した感じでガッカリしてしまう。

物語では、ミズキ中佐とテツの成就しなかった恋が描かれる。まあ、全然面白くないです。あとは、戦争ごっこをやっている軍上層部への批判か。これも面白くはない。