夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

雨色ココア

1期。喫茶店を舞台にしたちょっと気の利いたエピソードというか、いや、そんな良いものではなく、大して面白い話ではないのだけれど。「空のコップに水は何滴入るか」というなぞなぞから、人と人との出会いについて講釈垂れるとか、それなりに印象に残る話もあったりする。まあ、ボーイズラブっぽい中途半端な何かでしかなかったとも言える。

 

2期「雨色ココア Rainy Colorへようこそ!」。1期の主人公の碧は学業優先でバイトを休むとやらで退場し、代わりに出てきたのが中学生の双子。彼らが仕事をまともに出来ない話はコミカルなつもりなのかもしれないが。彼らに能力がないというより、仕事に対する真剣さがないように見えるから、どうしても不快感の方が勝る。(顔馴染みとはいえ)客のカメラにココアをこぼして謝らないとか、そういうレベルの事件で話を盛り上げるのは勘弁してください。

 

3期「雨色ココア in Hawaii」。なぜかハワイ。脱サラしてワイキキで喫茶店を開く設定は面白そうなのに、尺が短いせいもあって、特に感心するようなネタも展開もないまま。サングラスをかけると美女に囲まれてウハウハなイメージが浮かぶ話が、ちょっと変わり種だった気もする。

 

4期「あめこん!!」。舞台は3期と同じくハワイだが、店長以外は登場人物総入れ替え。みんなどこへ行ったんだ。看板犬も交代。残酷なテコ入れなのだろうか。まあ、登場人物が変わっても、相変わらずの低レベルな話なんだけどね。と思っていたら、いきなりアニメイベント出展の話が出てきて、「雨色ココア」というアニメのスピンオフを作ろうなんてことになって、声優とかゲーム実況で有名な人とかが来店する、謎の内輪ネタが炸裂する。最後のオチも意味不明。もう、このアニメについては、深く考えない方が良いのでしょう。