夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

魔法科高校の劣等生

 学校の尺度では司波達也君は劣等生扱いされてしまうが、実はめっぽう強い。という設定を、最初の「入学編」で説明して、新章の「九校戦編」から新たなドラマを見せてくれるのかなと思ったら、相変わらずただ司波達也が凄いってことを見せるだけで、驚くほど盛り上がらない。凄い人が順当に活躍して、凄いですね、っていうんじゃ、ドラマにもならない。「限られた能力を駆使して強敵を出し抜く」どころの話じゃない。敵も、ただの引き立て役にしかなってなかったような。

一方で、エリカとレオだとか美月と幹比古だとか、脇役達はいつの間にやら恋愛カップルみたいなことになったりして、こっちはそれなりにドラマがあったはずなんだけど、基本的に(恋愛に興味なさそうな)司波達也が中心の物語であるせいか、いまいち焦点が当たらずに、印象に残らない。

司波達也のような冷静沈着な主人公には、ドタバタ引っ掻き回すパートナーかライバルを
置くとバランスが取れていいのかもしれないが、深雪をはじめ、みんな基本的に落ち着いてたからなあ。