夜のアクマ

アニメの感想を書いたり書かなかったりするところ

僕らはみんな河合荘

前半と後半でサブタイトルの付け方が変わってるのは、どういうことなんだろう。「たとえば」「これって」「どうして」「とりあえず」「やっぱり」「もしかして」と、前半はいろんな状況で使えそうな言葉が並んでいたのに、7話の「おすすめの」以降はもっと限定的になっているというか。ひらがな縛りかと思ったら、そうでもないし(9話「禁断の」他)。

それはともかく。河合荘は住人の癖が強いけれど居心地が良く、外の世界は居心地が悪い、みたいな雰囲気がちょっと感じられて、苦手な作品だった。最終回では「合う・合わない」という表現を使っていたけれど、やっぱり宇佐や律と合わない人達は否定的に描かれ気味だったんじゃないかな。11話12話の前村さんの件だけならまだしも、8話のバイト先での一件は、露骨な正義と悪の対立になっていて、しかも悪しざまに描かれるのが1話限りの名もない人達というので、公平さに欠ける印象を受けた。