西洋骨董洋菓子店~アンティーク~
橘は、最後は誘拐犯に気付いたのかどうか。ずっと憎く思っていた相手が弱々しく老いた姿を見て、積年の思いが冷める、なんて展開もあるからね。まあ、ミスティックリバーのようなことにはならずに済んだ。
小野の魔性のゲイ設定は途中からあまり使われなくなった。コメディとしてならともかく、真面目な話では息抜きに使うしかないしね。10話で出てきた、家族に対して小野が複雑な感情を持ってる話も一応あったのだけど、誘拐事件への捜査協力の件でかき消されてしまったか。小野から離れたがらなかったエイジや、小野にべったりの千影が、それぞれ依存から抜け出すという展開も最終回にはあって、とりあえず4人とも、それなりにドラマの一区切りがついたかな。
働きマン
1話からずっと、仕事人間の松方が暑苦しくて苦手だという感覚に支配されての視聴だった。
8話。「54」という小説が面白そうに見えない。それなのに、登場人物のみんながみんな絶賛しているから、楽しくない。初版たくさん刷ったのにまったく売れずじまいになればいいのに、なんて思いながら見てた。
10話と11話は、同時期に起きた事柄(作家搭乗の飛行機墜落と部屋の漏水と)をそれぞれ別の切り口から描いた話。凝ってるといえば凝ってるが、内容自体が面白い訳ではない。
結局、恋人の新二とはあれっきりで別れたのか。なんだかんだでよりを戻しそうな作風だと思っていたが。10話の段階では違和感のあった梶さんの「次の恋愛」発言とか、その後の菅原さんの納豆巻きの差し入れからの描写を見ると、次の相手は菅原さんだと仄めかしているのか。
天使な小生意気
序盤はあんまり面白くなかった。美少女だと持て囃される天使恵が、(作画のせいか)美少女に見えないってのも一因としてあったのだろうか。
とはいえ、この手のコメディ作品によくある通り、だんだんギャグもこなれてきて、中盤以降は楽しめる話も多くなってきた。ただし、岳山絡みの話はいまいち乗り切れなかったけれど。家柄を重んじる話がそもそも好きじゃないし。
源造やらを巻き込んでドタバタラブコメやっていたけれど、結局は恵と美木の百合カップルの話だった……という訳ではないのね。最後の源造へのキスには違和感があるなあ。美木には小林が充てがわれるような展開だったから、恵の扱いがこうなるのも自然な流れなのかもしれないが。
DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD
1期の男性陣に加え、2期では新キャラの男が4人ばかり追加されて、で、結局やってることはヒロインへの「暴行」という悪趣味な内容は相変わらず。違いといえば、新メンバーにはつらい過去があるということくらい。これに同情しろってことなのかもしれないが、自分が悲惨な目に遭わされてきたからって、他人をつらい目に遭わせていい理由にはならんだろうし、余計に不快になるだけだったような。
対立していた1期の面子(逆巻)と2期からの面子(無神)だったが、最後に強敵が現れて共闘することになる。しかし、決戦を前にして中途半端なところで終わり。どうなったのかはわからずじまい。「明日に向って撃て」的な余韻にでもしたかったんだろうか。
奇魂侍
まあ、「見え方はあなたの心次第」って最後の言葉が全てなんだろう。
第六感で他人と違うものが見える主人公が、悪者に襲われたり、裏切られたりって話なんだけど。時間が短いためか、主人公の追い詰められ方が物足りなくて、いまいち心に響かない。